BIMセミナーに参加しました。
コロナ禍とともに流行?となったWEBセミナーに参加しました。テーマはBIMです。
こういったセミナーの講師は、BIM万歳 みなさんも絶対導入すべきですよ 周り(欧米?先進的な国内業者?)はみんな導入してますよ的な論調の方がほとんどです。今回の講師である小笠原正豊氏は、日米の設計プロセスを対象とした博士学位をお持ちの方で、少し引いたところから国内外を俯瞰してBIMについてお話しされているところが印象的でした。
自分なりに講演内容をまとめると以下になります。
- 「BIMを導入してます。」といっている人(組織)もそのレベル(LOD)はまちまち。そもそも3DCADとBIMを混同している人も多い。
- BIM導入が進んでいる国(とりわけ米国)は、社会全体でBIMに移行しやすい設計環境(契約、標準仕様、雇用形態、設計事務所規模)を数十年かけて組み上げてきた。BIMを導入するには、設計事務所単位でなく、社会全体が変革する必要がある。
- 日本でBIMを導入すべき人は、図と属性情報を一元管理したい人。
自分は割りかし新しい技術や道具に興味がある方ですが、セミナーを聞き終えた現時点ではBIM(Level2)導入は尚早かな、3DCADが丁度よいかな、という気持ちです。
しかし、こういった新しい技術は、入力デバイスやインターフェースの技術革新、社会の世代交代が起こることにより一気に普及することがあります。遅れを取らないように常に情報収集は続けてまいります。