長泉町在宅福祉総合センター いずみの郷
- 建築主:長泉町
- 建築用途:福祉施設
- 構造規模:RC造
- 延床面積:2,969 u
- 計画地:静岡県長泉町
- 竣工年月:1999年03月
概 要
- 設計コンセプト
- △ 長泉町在宅福祉総合センター いずみの郷
- △自然光がいっぱいのアトリウムラウンジスロープ
- △優しい自然光を取り込む アトリウムラウンジ
「長泉町在宅福祉総合センター いずみの郷」は、長泉町が、在宅の援護を要する障がいを持つ方、高齢者が、地域の中で自立しながら、安心して生活できるよう支援するために設けた複合的な施設です。(老人デイサービス、在宅障がい者デイサービス、障がい者プレイルーム、地域交流室、総合相談施設)
施設を利用するすべての人が自然を享受できるよう、敷地の段差を利用して、「眺望のよい水と緑と光あふれる施設」をコンセプトとしました。
人と自然に優しい、「空気集熱式パッシブソーラー」と「太陽電池」を組み合わせて、自立型システムとし、床暖房、お湯採り、採涼を、日照時のランニングコストゼロで実現しています。これは、大型施設としては全国に先駆けた取り組みでした。
気持ちの上で内部から外部へ連続的に広がる空間の展開を図りました。段差の解消など、物理的なバリアフリーのみならず、「心のバリア」を軽減していただけるような、空間づくりを目指します。
心と身体のバリア・フリーを目指し、ノーマライゼーションの理念である、障がいのある人もない人も、社会の一員として、ともに尊重しあいながら住み慣れた地域で、安全快適に利用できる施設設計を提案しています。