鉄道高架下に“森”が出現！浜松でのまちなか実証実験「POP UP FOREST」を見学しました

当社のからほど近い鉄道高架下で、ユニークな都市空間の実証実験「POP UP FOREST」が行われていました。

浜松市主催で、2025年11月の約1か月間、遠鉄新浜松駅近くの高架下空間を、仮設の森のようなパブリックスペースに変える試みです。

高架下の景色が一変

足を踏み入れると、視覚だけでなく、ウッドチップの香りも感じられ、いつもとは全く違う体験に驚かされます。

見上げれば高架下であることは分かりますが、亜鉛メッキの足場と緑の植栽の対比が意外にオシャレで、工業的な構造と自然の融合を楽しめました。

普段は素っ気ないアスファルト面の高架下が、この期間中はまるで森のような空間に変身していました。足元にはウッドチップが敷かれ、ビケ足場や植栽が設置され、少し入り組んだ空間が演出されています。

長細い空間ですが、適度な回遊性を持たせてありました。

老若男女がくつろぐパブリックスペース

最終日ということもあってか、老若男女さまざまな人がベンチやテーブルでくつろいでいました。

みなさんの動きを見ていると、なかなか慣れたもので、お気に入りの場所があるのでしょう。

陽がほとんど差し込まない立地と時間帯で少し肌寒さは感じましたが、こうして高架下空間が有効活用されると、まちの外部空間が生き生きと動き出す印象です。

仮設空間実験の可能性

短期間の仮設実験だからこそ自由度が高く、多様な空間体験を演出できたのだと思いますが、都市空間の可能性を探る上で興味深く、建築や都市計画の視点からも参考になります。