リハビリ体育館の完成写真が届きました
岩屋病院(2016年完成)の、リハビリプログラムの拡張と職員の福利厚生の充実を図るため、体育館を併設する計画を担当させていただきました。
2025年の春に華々しく竣工セレモニーが開催されたことはお伝えした通りですが、今回はこの建物の完成写真をご紹介します。
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メインとなるアリーナは、ハーフバスケやバレーボールを可能としつつ、多様な日常使いにもフィットする心地よいサイズ感です。
単純な大空間であればこそ、シンプルで感じの良い空間となることを目指しました。

安全に、快適に利用していただきたいという病院様の意向を実現しつつ、機能や工夫が目立ちすぎぬよう、デザインを調整しました。
木製の格子戸は、あたたかな雰囲気に一役買っています。

冬には文字通り暖かい空間で快適に体を動かしていただくため、「床輻射式空調」を採用しました。
フローリング裏に暖気を吹きつけて温める方式で、居住域を効率よく快適化します。
今回のように、病院の体育館として利用者のホスピタリティを確保しながら大空間を暖房する場合には、有効な設備です。

エントランスまわりの空間は、病院のメインカラーであるピンク色を床面にあしらい、あたたかく清潔感のある空間としました。
病院の皆さまは建物に愛着を持って大切に使われる方たちです。
内装への思いも強く、建設会議はとても密度の高い時間でした。

病院本体のベースカラーは、やさしいピンクベージュです。
体育館もできるだけ同じ色を再現するように仕上げました。

岩屋病院様の施設には、植物に由来のある愛称が多く取り入れられています。
この体育館は、「ライラック」と名付けられました。
5枚の花びらで「幸運のライラック」を表すシンボルマークと、端正なセリフ体のロゴタイプを提案しました。
設計から竣工までの建設会議では、皆様が真剣に建築のことを考えてくださいました。
引き渡し後、病院様のSNSでは楽しげに建物を使われている様子を垣間見ることができます。
…
当社が手がけて2025年に竣工した建物のうち、2件が「体育館」でした。
規模・用途が異なる2種類の体育館を、ほぼ同時平行に設計・監理させていただく機会となりました。
2件の異なる体育館を通じて、設計から運用までの一貫したものづくりを改めて見つめ直す機会となりました。
今後も、永く愛される建築を目指して取り組んでまいります。



