待望の上空写真が到着しました!!!
浜松学院興誠中学校・高等学校体育館の上空写真が到着しました。
外観写真と内部写真に引き続き、ご覧ください。
公開済みの外観・内部写真はこちら

神社の森を背景に、通称「住吉バイパス」に面する学園の敷地状況がよくわかります。
建物のボリューム感が実感できますね。

新しい体育館と、校舎群の位置関係がよくわかります。
体育館の計画に際しては、歩道に面して植栽を補填するなど、景観形成にも気を配っています。

校舎との間に設けたオープンスペースが見えてきます。
今回の体育館計画とあわせて、バス停前を開放的に整備するアイデアを採用していただきました。
以前はバス停と生垣に挟まれた限られた歩道幅で、時間帯によってはバス待ち、通行人、自転車の往来で混み合っていました。
学校が開けた雰囲気になり、さらに地域のみなさまにも気持ちの良い場所になったと思います。

上空写真とあわせて、夜景や外構を含む外観写真も届きました。
幾何学的な端正さと遊び心のあるリズミカルな開口部が、バイパス沿いの景色を彩ります。

新体育館のエントランス前は、次第に色づいて構内の景色を豊かにしていくことでしょう。

天井高のある体育館ですが、校舎に面して威圧感のないファサードデザインです。
新設が必要となったキュービクル(受電設備)は、ホワイトの有孔折板でスクリーンのように覆い、設備然とした硬い印象を軽減しました。レースカーテンのように半透過の印象になる、面白い素材です。

渡り廊下も、体育館と共通デザイン・カラーとしました。将来的にグラウンド側に工事車両が進入する可能性を考慮し、中央部分の屋根が高くなっています。


道路に面して植栽帯の再整備を行い、ピロティを設け、沿道に対する圧迫感を軽減しています。
適度な距離感が生まれ、気持ちの良い風が通り抜けます。

体育館の裏手には2階建ての自転車置場を設けました。
2階建ての単純な鉄骨フレームですが、手すりの寸法で表情を調整して、端正に仕上げました。
…
竣工写真は、専門の建築撮影スタジオに依頼します。枚数設定を伝えたうえで、少し多めに撮影していただき、選定した所定の枚数を仕上げてもらいます。
スタジオ側では不要物の消去や構図の補正など、プロならではの仕上げを行なっています。
今回、選定作業を進める中で超絶テクニックの一端を目にして驚いたので、次回はそのあたりの話を紹介しようと思います。
お楽しみに!