浜松市天竜体育館大規模改修工事
浜松市天竜体育館大規模改修工事の設計を担当しました。
築40年以上経過した建物をスケルトン改修するものです。
スケルトン改修とは構造体(スケルトン)だけを残し、内外装や設備などを新しく作り直す改修工事です。
この方法では、建物の骨格を保ちながらも、空間レイアウトの自由な変更が可能です。
ただし、建物の構造に影響を与えない範囲での設計変更に限られる場合もあります。
それでも、建築の歴史や個性を生かしつつ、現代的なデザインと調和させることができます。
また、今回の改修では内装材として浜松市産の天竜材(杉,桧)を主に使用しました。
一部に東京オリンピックの選手村で使用された木材を再利用しています。
この木材は地元から送り出したものが再び故郷に戻ってきたものです。その形状を可能な限り活かし、壁ルーバーや化粧柱として生まれ変わっています。